某理学療法士の英語論文考察ブログ

当ブログは、理学療法士である私上條が 様々な英語論文を翻訳して、日々の臨床との繋がり等含めて考察しているブログです。 当ブログの内容はご自由にお使いいただいて構いませんが 私の英語力は・・・あっ(察し)といったレベルなので、 元の論文を1度ご確認いただいてからの方が安心かと思います。 (基本的にpubMedでフリーになっている論文です)

足底の皮膚受容器の役割

 

The role of cutaneous receptors in the foot

2002  Inglis JT, Kennedy PM, Wells C, Chua R

 

 

概要

 前回のブログに記載した論文の元となった論文です。(ちょっと古いです)

 

 

この論文において、1つめは、様々な振動周波数をもちいて足底の55箇所において振動閾値を調査し、足底に感覚のマップが存在するかどうか、感度の領域ごとの違いを確立した。

2つめは若年と老年の人々を対象として、皮膚振動閾値が加齢によって高くなるのか、そしてこれは姿勢の不良や高齢者が転倒しやすいことと関連があるのかを調査した。

 

 

方法と結果

 検査はすべて背臥位で、右の足首をニュートラルに保ち、非荷重の状態で行われた。

検査1

 振動刺激が55箇所に与えられそれぞれの箇所に25,50,250,400Hzの4種類の周波数の振動が与えられ閾値は振動強度を漸増および漸減させていくことで調べた。

検査2

 膝窩の部分で脛骨神経にタングステンの微小電極が挿入された。神経の求心路(感覚神経?)を同定し、足底への刺激からSA1、SA2、FA1、FA2の分布を明らかにした。

 

 

A:つまさき B:母趾球と小趾球のレベル内側 C: 母趾球と小趾球のレベル中間 

D: 母趾球と小趾球のレベル外側 E:内側アーチ F:外側アーチ G:踵部

 

 

閾値の高い順からAGDFCEBとなった。これは4つの周波数すべてで同様であった。

しかし、年齢での閾値には一部違いがあり、25Hzは同じだが50,250,400Hzの閾値高齢者で高値であった。

(SA1-FA2の各受容器の分布は前回の記事参照)

皮膚ストレッチの方向に対して、SA2の発火には劇的な違いがみられた。

 (外側へのストレッチに対して受容器の発火が強く、長く続いている)

 

 

 

 

以下個人的な考察

 

足の領域で受容器の分布が異なるのは前回の記事通りで、おそらく部位によって機能は異なるのでしょう

 

外側への皮膚のストレッチに対して受容器が強く発火するということは

荷重下では足に対して重心が内側へ動揺する際に強く反応する

→重心が内側へ行かないようにコントロールしている??

扁平足になる人はこの受容器の働きが低下しているとか・・・?

SA2なので50Hzの振動を入れてやれば扁平足予防になるのか・・?

 

趾先で閾値が高いのは・・?

AGDFで高いということは、足底の荷重部、歩行時の重心移動の線が通るところの閾値が基本的には高い

でも母趾球部分の閾値が低いのがよくわからない・・・

ここは全くわからん・・とりあえず母趾球に触れるのは土踏まず同様に要注意なのかな

 

レセプターがほとんどない(前回記事より)土踏まず部分の閾値が低いってのも不思議!部位によってレセプターの閾値が異なるのが要因でしょうけど

 

足を触る際には部位によって少し強さを変える必要があるのかも

 

うーん!疑問ばっかり

色々と読んで、臨床での変化を見ていけば解決していくだろうか・・