某理学療法士の英語論文考察ブログ

当ブログは、某理学療法士が 様々な英語論文を翻訳して、日々の臨床との繋がり等含めて考察しているブログです。 個人的にどこでみた文献か忘れないようにメモしているようなもので、 私の英語力は・・・あっ(察し)といったレベルなので、 元の論文を1度ご確認いただいてからの方が安心かと思います。 (基本的にpubMedでフリーになっている論文です)

膝関節拘縮の関節または筋による制限の質的・時間的回復

Quantitative and temporal differential recovery of articular and muscular limitations of knee joint contractures; results in a rat model

 

G Trudel, O Laneuville, E Coletta, L Goudreau, HK Uhthoff  2014  IF 3.3

 

 

関節拘縮の研究 

 250匹のラットを1,2,4,8,16,32週間のうちどれかで片側の膝関節を固定。

もう一方をコントロールとし、差を比較。

自然回復なし群、あり群にわけ、さらに自然回復あり群は回復期間を3つに分ける。

自然回復の期間は、基本的には固定期間の1倍、2倍、4倍で経過をみるが(固定期間1週なら回復期間は1,2,4週)、16週固定は1/2倍、1倍、2倍で、32週固定は1/2倍、1倍、1.5倍の週で経過をみた。

 

固定を外してROM測定→後面の筋を切除しROM測定(筋由来の制限および関節由来の制限を明らかにできる)

 

結論

膝の屈曲拘縮発生初期(1-4週)は筋が原因となり、それらは自然回復で元に戻ることができる。長期間にわたる拘縮では関節構成体が拘縮の原因となり、それらは不可逆性である。

 

 

以下、個人的な考察

もともとラットを用いた研究をしていた者としてはすごく読みやすい論文でした。

英語のみだと意味わからないことでも知ってる内容だとある程度補完できるし・・・・

長崎大学の先生がこのような拘縮による時間的な変化については研究をやっていました。

この論文では250匹も用いてやったってのが凄いですね。 (自分の経験では10〜20匹位が限界)

 

他の論文も自分の知識量が増えればうまく訳せるのかも

しばらくは拘縮についてやっていこうかと。

 

筋による制限はほっとけば良くなるってことですね。

長期の拘縮で無理に筋をひっぱったり伸ばしたりしても、おそらくもっと深い層での制限なのであんまり効果がないってのもあるでしょうね。

 

 

長い期間、関節可動域制限があった方が

ある手技をもちいたところ即座に変化が!!っていうのは

その手技が何かしら関節構成体に変化をもたらしているってことですかね。

以前書いたように筋膜には平滑筋様細胞による自動的な収縮性があるので

その収縮が緩めば関節包自体も緩むでしょうし。

その効果の持続についてはわかりませんが。

 

癒着まで行っちゃっている人は厳しいのかな

 

臨床で疑問があったことが、探してみると結構論文があって嬉しいです。

 

 

お知らせにも書きましたが、全文翻訳は著作権問題にひっかかるみたいなので、

今後は要約して書いていきます。