某理学療法士の英語論文考察ブログ

当ブログは、某理学療法士が 様々な英語論文を翻訳して、日々の臨床との繋がり等含めて考察しているブログです。 個人的にどこでみた文献か忘れないようにメモしているようなもので、 私の英語力は・・・あっ(察し)といったレベルなので、 元の論文を1度ご確認いただいてからの方が安心かと思います。 (基本的にpubMedでフリーになっている論文です)

ラット膝関節拘縮モデルに対する低強度超音波療法の効果

Effect of low-intensity pulsed ultrasound therapy on a rat knee joint contracture model

Watanabe M, Kojima S, Hoso M  2017

 

ラット膝関節をキャスト固定し、8週間固定

その後治療群は4週間超音波治療を実施

非治療群は4週間放置

コントロール群は12週間放置

(すべての群で、足がつかないようにおそらく胴体を持ち上げて浮かせている)

 

8週間の固定で

治療群 約84° 非治療群 約86°の可動域制限

その後4週の介入で

治療群 約31° 非治療群 約42°の可動域制限

 

組織学的にも後方関節包の厚みや濃度について、治療群の方がコントロール群に近いものがあった。

 

 

以下、個人的な考察

今回の論文は修士の頃に大変お世話になった先生方の論文で

似たようなことをやっていた身としては読みやすかったです。

 

動物実験で治療介入をする際、その強度決めというのが非常に難しいのですが

この研究をするにあたってはおそらく予備実験をかなりされたのではないかと思います。

 

かなり前の論文では、拘縮を起こした関節にストレッチをかけたところ

可動域は正常に近づいたものの、組織学的には増生した線維はあまり元に戻らなかったといった論文がありましたが

超音波は組織学的な面についても効果がありそうですね。

 

正常な関節組織へ戻す際には、ストレッチだけでは難しく

深い層へアプローチできるようなものが大切なのだと思います。

 

来週は日曜日の更新が難しいので

土曜日か月曜日に更新するのではないかと思います。