某理学療法士の英語論文考察ブログ

当ブログは、理学療法士である私上條が 様々な英語論文を翻訳して、日々の臨床との繋がり等含めて考察しているブログです。 当ブログの内容はご自由にお使いいただいて構いませんが 私の英語力は・・・あっ(察し)といったレベルなので、 元の論文を1度ご確認いただいてからの方が安心かと思います。 (基本的にpubMedでフリーになっている論文です)

圧および侵害刺激による歯からの求心性情報

Afferent impulses from the teeth due to pressure and noxious stimulation

C Pfaffmann  1939

 

ネコを用いて、歯根部が痛覚だけでなく、様々な情報を伝達することを研究。

結果、歯根部の歯根膜は神経終末が集まっており、ここへの圧刺激が脳へimpulseを送ることを示した。

 

 

以下、個人的な考察

かなり短くなってしまいましたが、要約すると上記のような感じです。

すんごい古い論文なので、上記内容以上のことは得られなかったかもしれませんが、

この論文を元に、現在は色々と研究がされているようで、もっと進歩していろいろと解明されているかもしれません。でもタダでみれる論文はなさそうでした。

 

 

この論文に興味をもった理由を掘り下げていくと

昔何かで読んだのですが、

ヒトの姿勢制御に関わるものとしては固有受容、視覚、前庭とあるが、第4の機構として、下顎が大きな働きをする

という話でした。

 

それからしばらく下顎が姿勢制御にどう働くのか ということを調べましたが論文は見つからず、長いこと忘れていたのですが

 

先日自分が歯医者へ行った際に、そこの先生が歯並びと姿勢についてかなり勉強されている先生で

その先生から説明を受けたことが

歯根部には圧受容器があり、その圧の情報は脳へと送られ、

歯にかかる圧に応じて顎の筋を自動的に収縮させ圧を逃がすといった内容でした。

(この論文を探したかったのですが、今回の記事のものしか見つからず・・・)

噛み合わせが悪いと、圧を逃せずにさらにかみしめてしまい、さらに筋の収縮が強くなってしまうという悪循環になるそうで。

ヒトの頭部は高い位置にあり、その部分で筋が収縮し、頭部が傾くと姿勢も自然と変化して姿勢にも大きく関わるとのことでした。

 

実際の患者さんの写真もみせていただき、肩があがらなかった方が歯並びを調整しただけで2週間後には姿勢が改善し肩の可動域も改善したそうです。

(チャンピオンデータでしょうが、実際にそういうこともあるんですね)

 

ちなみに君は非常に姿勢が悪いとのこと(良く言われます)

君の歯の形から君の生活を想像すると、

右を下にして寝ることが多いだろう。左に頬杖をつくことが多いだろうとのこと。

た、確かに・・・

右下で寝ることが多いし、右手でマウスをいじりつつ左手は頬杖ついている

 

脳のどの領域に、どういった情報が入るのかというのはよくわかりませんが

臨床応用できそうだなーと思ったり。

 

 

脳卒中の方で例えばすんごくプッシャー強い方とか、

口の中でガーゼとかを噛んでもらえればひょっとしたら姿勢に変化があるのかもしれません。

何か臨床で使えそうでしたら是非やっていただいて、結果を教えていただけたら幸いです。

 

 

てことは、結局体をしっかり治しても

歯の噛み合わせの影響から体が崩れているとしたら

歯の治療も必要になってくるんでしょうね。

噛み合わせに問題がありそうな方ならこの歯医者さんへ紹介すればいいかも。

近所にいい歯医者さんがあってよかったです。