某理学療法士の英語論文考察ブログ

当ブログは、某理学療法士が 様々な英語論文を翻訳して、日々の臨床との繋がり等含めて考察しているブログです。 個人的にどこでみた文献か忘れないようにメモしているようなもので、 私の英語力は・・・あっ(察し)といったレベルなので、 元の論文を1度ご確認いただいてからの方が安心かと思います。 (基本的にpubMedでフリーになっている論文です)

静的および動的紡錘ニューロンの赤核脊髄路のコントロール

Rubrospinal control of static and dynamic fusimotor neurons

Appelberg B, Jeneskog T, Johansson H   1975

 

ネコを用いて赤核脊髄路がγ運動ニューロンにおよぼす影響を研究

約40%の細胞が動的なものと考えられた。

動的な紡錘運動ニューロンは、屈筋細胞の興奮と伸展細胞の抑制が厳密に相互作用する方法で影響される。

 

赤核脊髄路はαーγ連関に遠心性の働きをもつ。

赤核の背側が動的γ運動ニューロンをコントロールする。

 

 

 

以下、個人的な考察

赤核脊髄路について結構いろいろと報告がありまして。

ウェルニッケ=マン肢位の原因も赤核脊髄路であるという論文もあります。

網様体脊髄路って論文もありますが)

特に動的γニューロンとの関連が今回の論文では報告されており

運動時に緊張が異常に上がってしまう原因であると自分は考えています。

 

数年前まではヒトにおける赤核脊髄路は無いのではないかって意見もありましたが

2014年にはヒトにおける赤核脊髄路も同定されましたし、

色々と動物実験からの考えも応用できそうに思います。(やっぱりヒトには無かったよってなるかもしれませんが)

 

年々医学が進歩していくと

これまで正しいと思われていたことが間違っていたりその逆のことが起こったり。

 

はっきりとこれだ!って答えがわかっちゃえばラクなんですけど

一応今はこれだけど数年後には逆になってるかも・・・ってはっきりしない部分はどうしてもあると思います。

 

答えがでないのは気持ち悪くもあるのですが

結局悩んだところで答えはでないので、

このはっきりしない感じを楽しむというところに意識をもっていければいいんでしょううね。